查看原文
其他

日本人过新年有哪些特别的习俗?

2017-01-01 沪江日语 沪江日语


与过农历新年的中国不同,日本使用新历,1月1日开始就是日本人一年中最重要的节日——正月新年。为了辞旧迎新、更好地度过新的一年,日本有许多有意思的正月习俗和仪式,赶紧来了解一下吧~



【摆件物品篇】


1.しめ飾りとしめ縄

1.注连饰与注连绳


「しめ縄」とは、もともとは神域や聖域を表すもので、結界の一種として認識されていた神道での神祭具です。正月の「しめ縄」は、元々は神社と同様に、家にもしめ縄を張り巡らせていたようですが、だんだん簡略化されたようです。「しめ飾り」は、各家庭の玄関に飾ることが多いため、様々に縁起物の植物がつけられています。門松に掛ける、玄関先に掛ける、鏡餅に掛ける、等々非常に広く用いられています。この飾り方も、地方などによって様々なようです。

“注连绳”本用来彰显神域及圣域所在的,被认为是一种结界的神道祭器。正月用的“注连绳”本来与神社的相同,人们在家中也张起注连绳,但它渐渐被简略化了。“注连饰”一般被装饰在各家的玄关,挂在各种吉利的植物上。如挂在门松、玄关入口、鏡餅上,用途非常广泛。装饰的方法也随各地习惯而不同。



2.鏡餅

2.镜饼


昔から「餅」は神様に捧げる神聖な食べ物とされていて、お祝い事や祭りには欠かせないものだったようです。鏡餅と言う丸い形は「人の魂を模している」そうで、また神事の鏡と同じだったことから「鏡餅」と呼ばれたと伝えられています。そして「三種の神器」の鏡は餅に、勾玉に見立てたものが橙(ダイダイ)に、剣には串柿を見立てているとか。大小二つ重ねた意味は、「陰陽・月と日」を表していて、縁起が良いとされたためのようです。

自古以来,“年糕”都被认为是献给神明的神圣食物,是庆贺仪式及祭典不可缺少的一部分。据说镜饼的圆形是对人的魂魄的模仿,由于神祭的镜子相同,因此被称为“镜饼”。也可以以镜饼代指八咫镜、以橙子代指八尺琼勾玉、以串柿代指天丛云剑,组成“三神器”。将一大一小两个镜饼重叠摆放表达了“阴阳·月与日”之意,是吉祥的象征。


「鏡餅」は歳神様へのお供え物ですから、家の中の玄関から離れた所、奥まった「上座」に相応しい場が良いでしょう。

“镜饼”是献给年神大人的祭品,应该摆放在远离玄关的、相当于“上座”的房屋深处。



3.門松

3.门松


松が一年中緑の色が美しく青々としている縁起の良い木であることが、神の宿る木とされたのでしょう。歳神様を迎える目印とされる「門松」の様式は、地方や家々で様々なようですが、門や玄関前の左右に飾られます。向かって左側を雄松、右側を雌松と呼びます。28日頃に立てるのが良いようです。

因为松树四季常青,因此被认为是一种很吉利的树木,传说神明栖息在其中。作为迎接年神标志,门松随着地方和家庭的不同样式各异,被摆放于大门或玄关的左右。正面左侧的被称为雄松,右侧的被称为雌松。应从28日开始摆放。


4.お年玉

4.压岁钱(新年礼物)


「お年玉」が元々、お金ではなく「お餅」だったといわれています。鏡餅は神様の御神体とも考えられていましたから、『御霊』が宿っています。そして、それが「年魂」として家長が家族に分け与えたことから、「お年魂」「お年玉」となったとされています。「歳神様から魂を分けて頂き、一年分の力を授かる」と言う深い意味合いがあるようです。

据说压岁钱(新年礼物)原来并不是钱,而是年糕。镜饼曾经被当做神明的神体,“神灵”栖息在其中。由各家的家长将其中的“年魂”分给家庭的各个成员,由此称为“年玉”、“年魂”。其中包含着“分享年神的魂灵,收获一年份的力量”的深刻含义。


5.年賀状

5.贺年卡


年頭に祝賀を交わすために、当初は先方に出向いて年賀のあいさつをしていましたが、あいさつに行けない人は手紙を送るようになり、やがて現在のような年賀状を送る習慣となりました。

过去为了在年始交换祝福,会拜访对方祝贺新年,渐渐地,无法亲自前往的人改为寄送信件,发展为如今送出年贺状的习惯。



【仪式篇】


1.大掃除

1.大扫除


年神様をお迎えする前に、神棚や仏壇、家屋を清めます。1年間にたまったほこりを払い、隅から隅まできれいにすると、年神様がたくさんのご利益を授けてくださるそうで、12月13日に江戸城で行っていた「すす払い」に由来します。

在迎接年神前,需要清洁神龛、佛坛及房屋。清扫累积了一年的灰尘,扫尽每个角落,由此才能收获来自年神的福祉。该习俗源自于12月13日在江户城内进行的「すす払い」。


2.除夜の鐘

2.除夕之钟


大晦日は、年神様を寝ずに待つ日とされていました。その前にお祓いをするために、寺院では深夜零時をまたいで108回鐘を打ち、108つあるという人間の煩悩を祓います。

大晦日被认为是熬夜等待年神的日子。在此之前为了祛除妖魔,寺庙会在跨越零点时敲响108下钟声,意为去除108个人类的烦恼。



3.初日の出

3.初日朝阳


一年の新しい始まり、元旦の日に最初に昇る太陽のことを指して「初日の出」と呼びます。年神様は日の出とともにやってくるという説もあり、見晴らしのいい場所へ出掛けて、その年最初の日の出を拝むようになりました。

新年伊始、元旦当天升起的太阳被称为“初日朝阳”。传说年神会与日出同时到来,于是人们会前往视野开阔的场地敬拜一年的第一次日出。


4.初詣

4.初拜


年の初めにお参りすると、新年の幸福が増すとされています。元旦を迎えて、暮れの内に新調してもらった和服を身に着け、家族揃ってお参りする習慣がありました。また、初詣には期間も特定されていないようで、三が日以外の1月中でも初詣と考えられます。

普遍认为在新年伊始参拜神圣,新一年的幸福也会增加。迎来元旦,穿上年末新裁剪的和服,全家人一起去朝拜已成为一种习惯。另外,初拜并没有一个特定的期限,元旦3天假日以外的1月份的日子也可当作初拜。



5.書き初め

5.初笔


新年の抱負や目標をしたためます。「吉書」ともいい、年神様のいる恵方に向かって祝賀や詩歌を書いたことに由来します。本来は事始めの1月2日に行います。

指写下新一年的抱负及目标。也可称为“吉书”,来源于朝着年神所在的方位写下贺词或诗歌。原本在开始工作的1月2日进行。


6.初夢

6.初梦


初夢にその年の運勢が表れるとされたことから、夢の内容で新年の運勢を占いました。吉夢を見るために宝船や獏の絵を枕の下に敷いたり、回文を唱えたりします。

传说初梦展示了当年的运势,由此根据梦的内容占卜新一年的运势。为了做个吉梦,人们会在枕头下铺着绘有宝船或貘的画卷,或唱诵回文。



7.鏡開き

7.开镜


鏡餅をお供えから下ろして食べるという、歳神様のお力をいただく正月明けの行事のひとつです。鏡餅を食べることを「歯固め」と言いますが、これは「硬いものを食べ、歯を丈夫にして、年神様に長寿を祈るため」ということからのようです。近年の鏡開きの日は、1月の11日に行われていることが多いようです。

指将供奉的镜饼取下食用,是接受年神神力的一项正月的仪式。吃镜饼也被称为“固齿”,据说这一说法来自于“吃坚硬的食物,使牙齿更为坚固,向年神祈求长寿”。近年的开镜多在1月11日进行。


8.小正月

8.小正月


1月15日に小豆粥を食べて無病息災を祈ったり、柳の木に紅白のお餅をつけた餅花(まゆ玉ともいう)を飾って豊作を祈願します。小正月は豊作祈願や家庭的な行事が多いのが特徴で、松の内に多忙をきわめた女性をねぎらう休息日として「女正月」とも呼ばれています。

1月15日吃小豆粥祈求无病无灾,或是在柳树上装饰挂有红白色年糕的年糕花(也称为まゆ玉)以祈求丰收。小正月的特征是祈求丰收及家庭内的仪式很多,作为慰劳在松之内(1月7日-15日)辛勤劳作的女性的日子而被成为“女正月”。


9.左義長

9.左义长(如上图所示)


1月15日の小正月に正月飾りや書き初めを燃やす行事で、その煙に乗って年神様が天上に帰ってゆくとされています。

在1月15日的小正月里将正月的装饰及初笔烧掉的仪式。据说年神会乘着燃烧的烟雾回到天上。



【料理及相关篇】


1.年越し蕎麦

1.跨年荞麦面


細く長く長寿であるよう願い、大晦日に食べます。薬味のネギは、疲れをねぎらう意の「労ぐ(ねぐ)」、祈るという意の「祈ぐ(ねぐ)」、お祓いしたり清めたりする神職の「祢宜(ねぎ)」という言葉にかけ、1年間の頑張りをねぎらい、新年の幸せを祈願する意味があります。

祈求寿命如面条般又细又长,是一种在大晦日享用的事物。调料中的葱取自慰劳疲累的谐音,也可是祈求之意,也包含祛除凶恶带来洁净的神职「祢宜(ねぎ)」的名字,蕴含着慰劳一年的辛劳,祈求新一年的幸福之意。


2.おせち料理

2.年节菜


年神様に供えるための供物料理。かまどの神様を休めるため作りおきできるものが中心で、家族の繁栄を願う縁起物が多く、めでたさが重なるよう重箱に詰めます。「おせち料理」は、年神様をお迎えする「大晦日」にお供えをします。そして、年が明けた元日に家族全員で「神様からのおさがり」をいただくのです。

供奉给年神的供奉料理。为了让灶神歇息,一般以提前准备的食物为中心,蕴含祝愿家族繁荣之意的吉利食物比较多,为了让喜悦增加而装在多层的盒子中。年菜一般供奉于迎接年神的大晦日。然后在一年初始的元旦全家人一起分享这“来自神的残羹”。



3.お屠蘇

3.屠苏酒


新年も健やかに過ごせるよう、邪気を祓い不老長寿を願ってのむ薬酒。「屠蘇」は「悪鬼を屠り、死者を蘇らせる」という意味があります。

为了健康地度过新的一年、祈愿祛除邪气长生不老而饮用的药酒。“屠苏”包含“屠杀恶鬼,令死者复苏”的含义。


4.雑煮

4.杂煮


年神様に供えた餅を下ろして頂くための料理で、食べることで新年の力(年魂)を頂戴します。家庭や地方によって、味が違いますが、「歳神様からのご利益」を等しく全ての人々がいただくという同じ意味があります。

是为了食用供奉给年神的年糕的料理,通过吃下它而获得新一年的气力(年魂)。根据家庭和地方习惯的不同,味道也有所不同,但都包含有全员平等分享来自年神的福祉之意。



5.七草粥

5.七草粥


1月7日に七草粥を食べると、1年間病気にならないと言われています。一般的に、七草粥の七草は「春の七草」で、芹(せり) ・薺(なずな) ・御形(ごぎょう) ・繁縷(はこべら) ・仏の座(ほとけのざ) ・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)をさします。

据说在1月7日吃下七草粥,一年都不会得病。一般来说,七草粥的七草是指芹菜、荠菜、尾曲草、繁缕、宝盖草、芜菁、萝卜这些春之七草。


6.祝箸

6.祝筷


お正月の料理に使う箸。普通の箸とは形が違っていて、両方の先端が細くなっていますが「歳神様と共に食事をする」と言う意味合いがあるとか。また「はらみ箸」とも呼ぶようで、子孫繁栄も表しています。

吃正月料理时使用的筷子。与普通的筷子样式有所不同,两头都很细,据说包含有“与年神一起进餐”的含义。也可称作“はらみ箸”,寓意儿孙满堂。



【游戏篇】


男の子は凧揚げ・独楽

男孩子的放风筝·独乐


正月の晴れ渡った空に高く舞い上がる凧です。高く揚げて楽しむ以外にも、「凧合戦」や「凧喧嘩」などの地方色豊かな行事もあります。

指在正月晴朗的天空中高高飞扬的风筝。除了可以放高风筝外,还有“风筝对战”、“风筝对抗”等饱含地方特色的仪式。



独楽(こま)は何らかの塊を軸を中心として回転させて遊ぶ伝統的な玩具の一種。軸の先は細くなっており、周りにバランスをとるための重りがついています。

独乐(抽陀螺)是指一种让块状物以一轴为核心旋转的传统游戏。轴的先端很细,置有调整平衡的砝码。



女の子は羽根つき・お手玉

女孩子的羽板球·扔沙包


羽根つきは中国伝来のものであり、「羽根つきで厄祓いができる」と信じられるようになり、「邪気を払う羽子板」として、江戸時代の年末には「羽子板」を贈る風習になっていったようです。『羽根突きは一年の厄をはね、子の健やかな成長を祈願する』として親しまれてきました。打ち損じた場合に「顔に墨を塗る」ことも、魔除けのまじないだそうです。

传说羽板球传自中国,人们相信羽板球能够祛除厄运,在江户时代的年末有赠送“祛除邪气的羽板”这一风俗。羽板球因其驱逐一年的厄运、祈愿孩子们一年的健康成长的含义而为大家所喜爱。据说输的一方在脸上涂墨也是祛除邪魔的一种咒文。



お手玉(おてだま、御手玉)は、小さな布袋に小豆や米、ジュズダマの実などを入れ、数個を1組にして縫い合わせた玩具のこと。

扔沙包是一种将红豆、米、川谷种子装入小布袋中,再将数个小布袋缝合在一起的玩具。



皆で双六・福笑い

大家一起玩双六·福笑


すごろく(雙六・双六)とは、サイコロを振って、出た目に従って升目にある駒を進めて上がりに近づける盤上遊戯(ボードゲーム)であります。さいころを振ってコマを進めるシンプルな遊びは、小さなお子さんから老人まで、誰でも参加できるのですから、お正月にはとても相応しいと言えるでしょう。

双六是一种掷骰子,根据掷出的数字向前移动格子棋盘上的棋子、走向胜利的桌游。该游戏只需掷骰子后移动棋子,非常简单,无论是孩子还是老人都能参与,非常适合正月玩耍。


福笑い(ふくわらい)は、正月に遊ばれる日本の伝統的な遊びであり、阿亀(おかめ)や阿多福(おたふく)などの面の輪郭を描いた紙の上に、目、口、鼻などの部品を散らし、目隠しをした者がそれを適当な位置に置いていく。並べる者が目隠しをしているため、出来上がった顔は部品の配置が乱れており滑稽な顔立ちになり、それを笑って楽しみます。

福笑是一种在正月进行的日本传统游戏,在画有阿龟及阿多福脸部轮廓的纸上,散放着眼睛、嘴巴、鼻子等零部件,由蒙眼的人把它们放在合适的位置上。因为摆放者蒙着眼睛,所以完成的脸的五官总是非常混乱,变得非常滑稽,大家通过笑话它取乐。



かるた・百人一首

花牌·百人一首


何よりもお正月らしい遊びと言えば、昔ながらの「かるた」と「百人一首」でしょう。「かるた」はポルトガル語が語源ですが、そのルーツは平安時代の「貝合わせ」だそうです。読み札と、取り札・絵札があり、子供にも分かりやすいひらがなが主体です。平安時代の様々な和歌集から、鎌倉時代の藤原定家が集めた「小倉百人一首」でできています。お正月の遊びとしても定着していますが、「小倉百人一首かるた競技大会」なども催されている本格的なものもあります。

说到最为正月的游戏,必然要提自古有之的花牌和百人一首。“花牌”一词虽然以葡萄牙语为词源,但据说它来源于平安时代的“合贝”。分为读牌、取牌·画牌两种,主要以孩子们也能看懂的假名写成。内容包括平安时代的各种和歌集到镰仓时代藤原定家收集的《小仓百人一首》。它已固定为一种正月的游戏,甚至“小仓百人一首花牌竞技大赛”等正规比赛也会被举办。


近期最热话题推荐


看完《你的名字。》都想吐槽这个问题…

(为了让日语君过个好年,来,戳上面↑)

戳标题直达本周热门文章


日本今年两大爆红影视作品成功的背后究竟在讽刺什么?

科普:トリ与大トリ到底谁才是最后

沉默悲壮:日媒对SMAP×SMAP最终回的思考

认真科普:为什么日本动画总会“跳票”?

12星座年末年初提升运势该做什么?

回复以下关键词


音频学习资料:你好/谢谢/晚安/加油/我喜欢你/生日快乐/水果/颜色/星座/数字/月份/化妆品/对话/美句/口语


日语学习资料:五十音图/声调/能力考/敬语/教材/自他动词/论文/动词变形/简历/面试/自我介绍/日剧/动漫/日本人看中国/垃圾分类/日本地图/东京旅游/课程


阅读原文,来看误用多:你的“新年快乐”写对了吗


您可能也对以下帖子感兴趣

文章有问题?点此查看未经处理的缓存